これまで、USCPAの予備校選びや受験にかかる費用のお話をしました。
最低ラインでも80万円~110万円、あとは受験回数により費用増(7万円/受験)、とお伝えしましたが、
・・・高いですよね、、、
ただ、少しでも費用を軽減すべく、活用頂きたい制度があります。
それが、
教育訓練給付制度
簡単に言うと、条件を満たせば、受講料の20%(最大10万円)の給付が受けられる制度となっています。
この制度は、厚生労働省の・・・
なんて言い始めたら、なんだか難しそう!と思って、読む気が失せてしまうかもしれませんので、分かりやすくご説明していきます。
USCPAの受験費用高いよ!少しでも費用を抑えたい!と思っている方、是非ご活用下さい。
多少手間と思っても、是非検討頂きたいと思います。
前回までのおさらい・・・
【USCPA】予備校選びに時間はかけるな!迷ったらアビタスおすすめ! 【USCPA】最低100万円!?USCPAの受験で費用はどのくらいかかる?1.制度概要
<制度概要>
厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を受講し、修了した場合、
その受講に要した経費の最大20%(上限10万円)が受講者に直接支給される制度
<目的>
・働く人の主体的な能力開発の取り組みを支援
・雇用の安定及び再就職の促進
詳細は厚生労働省HPをご確認ください。
2.制度利用対象者
この制度を利用できる人をチャート形式で図示してみました。
逆に分かりにくいでしょうか・・・?
ざっくり言うと、
- 雇用保険を納めているサラリーマンが利用できます!
- サラリーマン以外の自営業者、公務員、学生などは利用できません!
- 離職中の場合でも1年以内であれば、条件を満たせば利用可能
初回の利用はサラリーマン2年目以降(=雇用保険加入期間が1年以上)、というのが目安になっています
3.給付額
改めてになりますが、条件を満たした場合の給付額は、
- 受講費用の最大20%(上限10万円)
- 但し、予備校からの割引や会社からの費用補助が適用された場合は、その金額分は受講費用(申請対象)から控除
4.制度が使えるUSCPA予備校
そもそもですが、予備校のUSCPAプログラムが教育訓練給付制度の対象である必要があります。
厚生労働省の教育訓練講座検索システムで調べることができますが、私はなぜかアクセスできませんでした・・・
USCPAの予備校大手3社のプログラムは教育訓練給付制度の対象になっています (検索システムにアクセスできなかったので、各社のHPを確認)
制度の利用をご検討されている方は、念の為、予備校にお問合せ下さい。
5.申請プロセス
- 対象の講座に申し込む
- 申込時に給付金利用を予備校に伝える
- 各予備校の講座修了要件を満たす
- 予備校より「修了証明書」や申請に必要な書類を受領する
- 受講終了後、1ヶ月以内にハローワークに申請する
先に予備校には講座の費用を払う必要があります。条件を満たした後に給付を受けられる制度になります。
6.おわりに
いかがだったでしょうか?
なんか小難しそうだな、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、1つ1つ進めていけばそう難しくはありませんし、予備校もサポートしてくれますので、心配は要りません。
一度支払った費用の還付という性質のものなので、面倒だと諦めてしまう人もいるかもしれませんが、「10万円(最大額)」って大きくないですか?
税金の還付等々、一度払ってしまったもの、手離れしたものに対しては執着心?が薄れるかもしれませんが、こういうのを1つ1つ積み重ねると、結構な差になるのかなと思ったりします。
せっかく国が用意してくれている制度なので、是非活用をご検討下さい!