【USCPA】FARの勉強法~公会計を得点源に!(MC問題の5問に2問が公会計!?)~

今回は、FARの勉強のポイントについてお話したいと思います

FARはUSCPA試験の土台となる科目で、4科目中、最初に受験する方が殆どだと思いますが、範囲が広く、ボリュームも最も多い科目なので、

勉強のペースやコツが掴めていない時期に受験生を悩ませる科目だと思います

意気込んでUSCPAの勉強を始めたものの、ここで離脱してしまう人も多いかと思います

その意味で、USCPA試験の最初にして最大の関門と言えるかもしれません

FARの試験勉強で悩まれている方は是非参考にして頂ければ幸いです!

【USCPA】科目の受験順おすすめ(FARが最初にして最大の難関!?)

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

1.特徴

特徴
・範囲が広く、ボリュームが多い
・計算問題が多く、回答に時間がかかる
・意外と公会計(政府・NPO)からの出題が多い

FARの勉強を始めると、その範囲の広さとボリュームに嫌気する方も少なくないと思います

また、FARを1科目目に勉強する方が多いと思うので、最初は実感が湧かないかもしれませんが、他の科目に比べ計算問題が圧倒的に多い科目です

基本的に計算問題が中心(特に企業会計)なので、回答に時間を要する問題が多いのもFARの特徴です

MC問題は1問90秒ほどを目安に解いていくことになりますが、結構タイトな時間制限になろうかと思います

そして、企業会計に目が奪われがちですが、公会計(政府・NPO)の出題も多く、これを得点源にすることが、FAR合格のカギ(王道)になります(詳細は後述)

2.対策

対策
・会計原則、仕訳を理解する(英文会計の理解)
・FAR1・2は深い理解を、FAR3・4は基礎問題を中心に
・FAR5(政府会計、NPO)を得点源に
・企業会計と政府会計の違いを理解する(ランダムに出題されても混同しないようにする)

2.1 会計原則、仕訳の理解

FAR攻略のカギは会計原則と基本的な仕訳のルールを理解することだと思います

多くの問題は仕訳が分かれば正解に導くことができます

アビタスであれば、FARの前に「英文会計入門」という講座が用意されていると思うので、会計初学者の方は焦らず「英文会計入門」で基礎固めをしましょう

基礎がしっかりしていないと家が建たないように、FARでも基本的な会計の考え方やそれに基づく仕訳を理解しないことには前に進めません

多くの問題は、論点に対して仕訳がイメージできるようになれば解けると思いますし、TBS問題もパーツ・パーツを見ると、MC問題で問われていることと変わらない場合が多いです

2.2 試験対策にも濃淡を

序盤に登場するFAR1-2よりも、後半のFAR3-4の方が論点として分かりづらいものが多く、理解に時間を要します

しかし、FAR3-4は内容こそ複雑なものが多いですが、その代わり、試験に出てくる問題は基本的な問題が多いです

一方、FAR1-2はより深い理解が求められ、TBS問題でも頻出です

FAR3-4はあまり深追いせずに基本的な問題が解けるように、FAR1-2は応用問題にも対応できるようにしっかり理解することを心掛けましょう

私は、FAR1-2はサラッとした理解で進めてしまい、取っつきにくいFAR3-4に時間をかける(その間にFAR1-2を忘れていく・・・)という失敗をしました

2.3 公会計は必ず得点源に

公会計は馴染みもなく、取っつきにくい分野ですが、ここを必ず得点源にしましょう

公会計を得点源にすべき理由

・MC問題で頻出

・計算問題が少なく、時間のセーブになる

・原則を押さえていれば簡単に解ける問題が多い

出される問題は基本的にシンプルなものが多く、原則を押さえていれば解けるものが多いです

全体として計算問題が多いFARは時間との勝負になります

MC問題で頻出の公会計で時間を稼ぎ、残った時間を企業会計に充てましょう

3.公会計について

FAR攻略のカギである公会計について補足します

出題頻度の高さ

FAR試験の約20%が公会計(政府会計、NPO会計)で、出題形式は基本的にMC問題

(≒試験の50%がMC問題ということは、ざっくり言うと、MC問題の5題に2題が公会計

これはMC問題の相当数が公会計であると言えると思います

実際に試験を受けてみると、「あれ、また公会計?」と思うほど高頻度で公会計の問題に当たります

そこで注意しなければいけないのは、

企業会計と政府会計の違いを理解する(ランダムに出題されても混同しないようにする)

勉強中は、公会計の勉強をしている時は公会計の問題ばかり解くことが多いと思うので、頭が公会計仕様になっているかと思いますが、

試験では、公会計と企業会計がランダムに出題されるので、頭が混乱してくる時があります

試験が近づいてきたら、ランダムに問題を解き、問題を見たらまず、

  1. 企業会計の問題なのか、公会計の問題なのかを判別する
  2. どの論点に対する問題なのかを捉える

4.まとめ

いかがだったでしょうか

USCPA試験、最初の関門となるFAR

とにかく試験範囲が広く、それだけで心が折れそうになりますが、上記のポイントを押さえ、高速回転させることで理解を定着させていって頂ければと思います

計算問題が少ない公会計で、時間を稼ぎ、財務会計に充てていくことが王道になります

FARを乗り越えると、準備の要領を掴めたり、ボリュームに慣れたり、一気に合格が視野に入ってくる感がありますので、諦めずに頑張っていきましょう!

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

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