【株式投資】初心者におすすめ『株価チャートの教科書』

今回は、株価チャートの見方について、纏めました

私が株式投資の勉強(テクニカル分析)で読んだ本はこちらになります↓

現代は「資産運用はした方がよい」ではなく、「資産運用はしなければならない」時代と言われて久しいです

世界的な金融緩和に伴う株高を背景に株式投資を開始された方も多いのではないでしょうか

しかし、いきなり株式投資と言われても、銘柄まではなんとなく探せても、株価の見方・見定め方が非常に難しいと思います

そんな時に、株価チャートの見方を初期的に理解しておくのにこの本は役立ちます

こんな方にオススメ!
  • これから株式投資を始めようと考えている方
  • 株式投資初心者;
    株式投資を始めてみたものの、
    +株価チャートをどう読んだらよいか分からない方
    +どのタイミングで株の売買をしたらよいか分からない方

この本を読むと・・・
  • 株価チャートの見方が分かる
  • どのタイミングで株の売買をすればよいか、チャートを基に1つの判断材料を持てる(根拠を持って売買できる)
  • 避けるべき買い方を理解し、株の売買で大損を回避できる

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0.資産運用の必要性(時代背景)

本の紹介の前に、そもそも、なぜ資産運用がこれほどまでに叫ばれているのか、時代背景を纏めました

資産運用の必要性(時代背景)
  • 日銀の物価上昇目標:年2%→実現すれば、貨幣の価値は2%ずつ減っていく
  • 超低金利時代→銀行に預けていても、2%をはるかに下回る利息しか得られない
  • ラリーマンの平均給与→30年上がっていない(参考:厚生労働省HP
  • 少子高齢化→増税(特に高給取りサラリーマン)、年金受給額減少
  • 終身雇用制度の崩壊→会社も守ってくれない(自分の身は自分で守る必要性)
  • 世界的金融緩和による株式市場への資金流入→K字社会(資産を持つものと持たないものの格差拡大)

ここでは一つ一つについて触れませんが、かつてのような高度経済成長期、バブル期では銀行に預けていれば、5-6%前後の利息がついてきた時代は遠の昔に終わり、今や超低金利時代

「とにかく銀行預金」だった時代とは全く異なる時代を私たちは生きており、お金のことは親からも教えられない、学校でも教えられない部分なので、自ら学び、実践していく必要のあるテーマです

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2.株価チャートについて

ロウソク足や移動平均線についての説明は本書やその他サイトに譲り、以下では本書の肝である「株価トレンド」とそれに基づいた「売買タイミング」について紹介したいと思います

2.1 株価のトレンド

本書では、「株価チャート」と「移動平均線」を使って、株価のトレンドを判断し、それをもとに株の売買タイミングを把握する方法(株価トレンド分析)を紹介しています

株価トレンドの4つのパターン
株価の位置
(移動平均線より)
移動平均線の向き株価トレンド
×上向き上昇トレンド
×下向き下降トレンド
×下向き(トレンド転換期)
×上向き(トレンド転換期)
(紹介書籍より作成)

「株価と移動平均線との位置関係」と「移動平均線の向き」をもって株価のトレンドを初期的に確認し、売買の判断を行っていく(判断材料の1つとする)ことが紹介されています

初心者にとって大事なのは、

大儲けしようとせずに、大損を回避すること

そのためのアプローチとして、以下のスタンスを忠実に守ることをオススメします

初心者の心得
  • 上昇トレンドの株を買い/保有株は継続保有
  • 下落トレンドの株を売る/新規購入は見送る

(自分への戒めも兼ねて・・・)

こうして書くと当たり前のように思えますが、いざやってみようとみると意外と難しい

私もそうですが、「もう底値だろうと思って、下落途中の株を買って、そのままズルズルと株価が下がっていく」という失敗を経験された方も多いのではないでしょうか

これは、底値で買って、そこからの反発で大儲けを狙った逆張りのアプローチですが、私のような株初心者にはおススメしません

まずは基本に忠実なトレンドに則ったアプローチを取ってみましょう

2.2 買いのタイミング

初心者は原則、上昇トレンド(=株価が移動平均線よりも上にあり+移動平均線自体が上向き)中の株を買うことをお伝えしましたが、その中で適切な買いのポイントとして以下3つを押さえましょう

  1. 上昇トレンドへの転換直後
  2. 「押し目」を付けた後の反発局面
  3. 直近高値を超えた直後

この中でも、①のタイミングで買い、その後株価も順調に上昇した場合、リスクの割にリターンが見込める絶好の買いタイミングとなります

ただ、①のタイミングでは、株価がすぐに下がり、移動平均線を下回ってしまうこともありますし、そもそも移動平均線がまだ「下向き」~「横ばい」の可能性もあります

移動平均線が「横ばい」~「上向き」に転じるのを待つか、ややフライング気味で上昇トレンドへの転換とみなして買うか、判断が求められます

後者の場合は、損切りライン・許容損失率を自分の中で設定した上で入るようにしましょう

2.3 売りのタイミング

売りのタイミングで重要なこととして、以下2点を意識しましょう

  1. 株価が下落する可能性が高いこと
  2. できるだけ高く売ること

この2条件を満たす売りのタイミングは、

「移動平均線割れ」

「移動平均線割れ」は、上昇トレンドだった株価が下降トレンドに転換する可能性が高まった時点として押さえておきましょう

勿論、移動平均線を割っても、その後また移動平均線を超えてくることも多々ありますが、それは後になって結果的に分かることです

大損を避けることを大原則とした場合、移動平均線割れは1つの売りタイミングとして考えるとよいかと思います

3.本を読んだ気づき

本書を読み、自分がいかに危険な投資法を実施していたのか気付きました

3.1 危険な投資方法

本書で警鐘を鳴らされていた投資法をもろに実践し、案の定、損を抱えていました

具体的には、

危険な投資法
・底値で買おうとして、下落トレンド/下落中の株を購入
→そのまま株価は下落を続け、損切もできずに長い含み損生活へ・・・

根拠もなしに、「そろそろ底がきて、反発するだろう」という思惑で買いを入れ、実際にはその後もズルズルと株価は下落を続けるというものです

もしかしたら、同じようなことを経験された方、現在進行形の同志(笑)もいらっしゃるのではないでしょうか?

3.2 損切りの必要性

3.1にも関連しますが、「株価がこうなったら売却する」といった出口戦略を持てていないことを痛感しました

特に、含み損を抱えている銘柄ほど、「損が小さくなってから売りたい・・・」「あわよくば損益がトントンになってから・・・」と考えがちで、返って損が膨らんだり、長期的に塩漬け株になったりしてしまいます

買いの時点で出口戦略を持って入る、そのシナリオがきたら感情は排して売却する

これによって大きな損失を回避できますし、別の機会を掴みやすくなります

私はこれができておらず、含み損が拡大し、更に損切りしづらくなる、株価もなかなか上がらない、という負のスパイラスに陥っていました

今では、自分なりの根拠やストーリー(シナリオ)を持って買いに入り、損切りラインでは売却を実行することで大きな損失を回避しています

それが精神衛生上も良いことを実感しています

特に株を始めて間もない方、これから始められる方は、買いよりも売り・損切りラインを意識されると良いかと思います

ここではほんの一部を自らの勉強も兼ねて纏めましたが、本書ではここでは触れられなかった様々なポイントを解説しています

冒頭でも書きました通り、以下のような方にオススメの書籍ですので、是非お手に取って見てください!

こんな方にオススメ!
  • これから株式投資を始めようと考えている方
  • 株式投資初心者;
    株式投資を始めてみたものの、
    +株価チャートをどう読んだらよいか分からない方
    +どのタイミングで株の売買をしたらよいか分からない方

私も継続的に学んで、またシェアしたいと思います!

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