今回は”Pretest Questions”についてお伝えします
USCPA試験の本番で”採点されない”問題(通称、ダミー問題)が出題されることをご存知でしょうか
既に知っている方もたくさんいらっしゃると思いますが、Pretest Questionsの特徴を頭に入れておくことで、本番で「これ、ダミー問題かも・・・!?」と思ったら、思い切って捨てられたり、深追いしなかったり、本番で無駄な時間を使ったり、焦らなくなります
- Pretest Questionsの特徴や割合を理解できる
- 試験本番で無駄な時間を使ってしまったり、焦らなくなる
それでは、以下で見ていきましょう
1.Pretest Questionsとは
1.1 採点されない問題
USCPA試験には、採点される問題と採点されない問題があります
採点される問題 :Operational Questions
採点されない問題:Pretest Questions
採点されない”Pretest Questions”がいわゆるダミー問題で、いくら頑張って解いても得点になりませんし、逆に解けなくても失点になりません
しかし、受験生はどれが”Operational Questions”で、どれが”Pretest Questions”かは分かりません
1.2 ダミー問題の目的
なぜ採点されない問題が出題されるのかというと、
- USCPA試験の高質化のため、統計データを集める目的で出題
- 正答率を参考にしながら、試験問題としての採用や配点を検討
AICPAやNASBAなどの出題者側が、Pretest Questionsで問われている内容・論点について、将来的にOperational Questionsとして採用するかどうかを、本番の試験を使ってデータ検証しているものになります
1.3 ダミー問題の割合
- 各科目、MC問題で12問、TBS問題で1問
- BECのWC問題では、3問中1問
割合でみると、各科目MC問題では4問に1問はダミー問題になります
結構な確率ではないでしょうか?
勿論、均等に4問に1問がダミー問題という訳でもないですし、受験生はどれがダミー問題か分かりませんが、
これくらいの確率でダミー問題が紛れていると理解しておくと、下手に難問に時間を掛けて、全体の時間配分を誤るようなことが多少防げるのではないかと思います
2.特徴
アビタスの受験直前ガイダンスで教えてもらったダミー問題の特徴(1つの判断基準)は、
ダミー問題は、比較的新しい傾向の問題と推察され、受験者にとって「真新しく」「難しい」問題に感じるはずです
この時の前提条件としては、
予備校の講義やテキスト、問題集をしっかりこなした上で、本番この2条件に当てはまる問題に遭遇した場合、それはダミー問題の可能性があります
試験本番で、殆どの問題が”New & Difficult”に見えたら、準備不足と言えます
3.対策
試験本番で”New” & “Difficult”の2条件が揃ったら、適当に回答するなり、フラグを立てて後回しにするなり、次の問題に進みましょう
どれがダミー問題かは分からないものの、取れる問題を確実に取るのが、この試験の王道なので、難しい問題は後回しにしましょう
緊張した状態で試験を開始して、初っ端から難しい問題に当たり、手こずると、正直それだけで気持ちが焦ります
序盤だとまだ時間もあり、何とか回答したい・・・と思ってドンドン時間を消費してしまいます
こうならないためにも、同一Testlet内であれば、問題を解く順番は自分で決められますので、難しい問題は後回しにし、まずは取れる問題を確実に取って、精神面でも落ち着きましょう
多少難しい問題は出てきても、しっかり対策していれば、「ちょっと込み入っているが、落ち着いて考えれば解けるな」と思えるはずです
逆に、「見たこともないし、解き方も分からない」ような問題は、ダミー問題と思って、適当に回答して時間を掛けないようにしましょう
4.まとめ
Pretest Questionsに対する理解は深まったでしょか?
私も試験本番で「これはダミー問題かも」という問題に遭遇した際は、時間を掛けずに一旦適当に回答して、フラグを立てて、後回しにしました
繰り返しになりますが、解ける問題を確実に解くのが合格への王道です
一定数はダミー問題が含まれていると思って、試験を受けていると、無用に時間を消費して、焦ってしまうことも防げると思いますので、是非試験前に本記事をご参照頂ければと思います!